パリブログ

モリゾの展覧会 マルモッタン美術館

当社のアパルトマン「16区ジャスマン」から
歩いて15分の場所にあるマルモッタン美術館。
印象派という名前の元となったモネの絵画「印象・日の出」をはじめ、
モネの睡蓮の連作、ルノワールの作品などの所蔵品で知られていますが、
パリはなにしろルーブルやオルセーなど必見美術館が多すぎて、
まだ行ったことがない、という人も多いかもしれません。
印象派の女性画家ベルト・モリゾの展覧会があると知り、
私自身も数年ぶりに足を運んだマルモッタン美術館。
19世紀の美術史家でコレクターだったポール・マルモッタンが、
屋敷と自身のコレクションをフランス学士院に寄贈したのが
元となり、さらにモネの遺族からの素晴らしい印象派絵画コレクションが
加わって、世界的に知られるミュゼとなりました。
フランスにはめずらしく撮影禁止で、残念ながら館内の写真はありませんが、
それが館内の落ち着いた雰囲気をかもしだしているのかも。
すべての地下スペースを使ったモリゾの展覧会もとても充実していました。
絵画はもちろんですが、以前来たときには
作品を見るのに夢中で目がいかなかった、優雅な邸宅と調度品、
庭や目前のラヌラグ公園の緑などもゆっくり鑑賞。
心地のよい空間で素晴らしい作品を楽しめる
このミュゼの魅力を、あらためて発見した一日でした。
マルモッタン美術館
2, rue Louis-Boilly 75016
10-18h 木曜は20hまで 月曜休館
ベルトモリゾの展覧会は7月1日まで

一夜明けて

ご存知の通り、フランスではフランソワ・オランド新大統領が誕生しました。
8日夜20時の発表のあと、バスティーユ広場には数万人が大集合。
オランド氏の勝利演説や支援者たちのコンサートも行われ、
ワールドカップ優勝か? というようなすごい熱気に包まれました。
バスティーユに向かうメトロ内では早くも、喜びを隠せない若者たちが
国歌「ラ・マルセイエーズ」の大合唱。
広場では、たくさんの人が円柱によじのぼり、歓喜の叫び…。
フランス人が政治に熱中するのは知っていましたが、
想像以上の盛り上がり、驚くばかりでした。
たくさんの人が「歴史的瞬間」と受け止めたこの日。
これからのフランスが、良くなる方向に向かうことを祈るのみです。

素朴なスイーツでのんびりティータイム

おいしくて手軽なレストランやマルシェがあるムフタール通りに、
またしても素敵なお店を発見しました。
パリではめずらしいカップケーキやシフォンケーキが食べられる
アメリカンなサロンドテ「Sugarplum」。
キャロットケーキやブラウニーなど、素朴な甘さの自家製スイーツは
フランス菓子とはまた違った心安らぐおいしさ。
オーガニックのお茶も、ルイボスや中国茶など種類豊富で、
たっぷり大きめのポットで供されるのもうれしく、
ついつい長居してしまう居心地の良さです。
近くのアパルトマン
5区カルティエ・ラタン カルティエラタン・ステュディオ カルティエ・ラタン2
5区ムフタール  ムフタール2
Sugarplum Cake shop
68 rue du Cardinal Lemoine 75005
月曜休 12-19h

エッフェル塔そばの韓国料理店

春を迎え、パリシェモアでは新しいアパルトマンが続々と登場しています。
エッフェル塔にほど近い「15区エッフェル」もその一つ。
界隈はユネスコも近いことから、少し高級でインターナショナルな雰囲気もあり、
治安もよく、女性の一人旅でも安心のアパルトマンです。
今回紹介するのは、この「15区エッフェル」のすぐ下にある
韓国料理レストラン「MIJU」。
フランスで韓国料理?と思うかもしれませんが、一般的にフランスの韓国料理店は
辛さ控えめ(仏人が辛いものが苦手なため)で、価格も手頃。
日本人旅行者にとって、胃にもお財布にも優しくおすすめです。
ここ「MIJU」は、まだ新しく小さなお店なのでガイドブックなどには
ほとんど紹介されていませんが、
心のこもった自家製メニューが自慢の家庭料理のレストラン。
お昼のメニューは12ユーロ程度でボリュームたっぷり、たくさんの副菜つき。
夜は牛肉とタコの鍋(2人分29ユーロ)というめずらしい絶品メニューもあります。
近くのアパルトマン
15区エッフェル
15区コメルス
MIJU
62 rue de la Fédération 75015
日曜休

J-8(選挙日8日前)

来週の日曜はフランス大統領選挙。
選挙を間近に控え、テレビや新聞では
政見放送や討論、選挙予想など、連日過熱ぎみの報道です。
今回の選挙は10人の候補者がいますが、
現職サルコジ大統領と社会党オランド氏の対決になりそう。
来週の第一回選挙でトップ2人が選出され、
そのあと2回目の選挙で一人が選ばれます。
フランス人は普段から政治に関心が高く、
たいていはお気に入りの政党があるようです。
あそこの家はブルジョワだから右派だろうね、とか
あの人は教師だし左って感じだねなんていうのは
普段の会話でもよく耳にします。
ちなみにサルコジが右派でオランドは左派、
さらに外人排斥やユーロ撤廃を謳う極右、
資本主義の撤廃をめざす極左など
もっと過激な政策を打ち出す候補者もいます。
家の近所を散歩していると、
大きなサルコジ・カーが。。。。
日本と違って選挙カーはないので
政治家本人が乗って手を振るわけではないのですが。。
それにしても大きな写真!
近くでは党員がチラシを配っていました。

パリ植物園に出かけよう

4月9日月曜はイースターの祝日。
世間は春休みムードで、子ども連れの家族の姿をよく見かけます。
パリというとおしゃれなブティック、カフェ…といったイメージがありますが、
ファミリーに人気のスポットもたくさん。
その中でも、パリ5区にあるJardin des plantesパリ植物園は
お子様連れの人はもちろん、大人も楽しめる
緑に囲まれた気持ちのいいおすすめスポットです。
広大な公園といった感じの敷地の中に、動物園や温室、自然史博物館などが並ぶ園内。
その発祥は18世紀まで遡るという歴史ある動物園には、
フラミンゴやレッサーパンダなどがいて、規模こそ小さいものの十分の見応え。
そして圧巻は、さまざまな動物の剥製がずらりと並ぶ動物進化博物館と
巨大な恐竜の復元や化石がところ狭しと展示されている古植物学陳列室。
建物や展示の仕方も美しく、さすがフランスと感心することしきりです。
パリ植物園Le Jardin des plantes
57, rue Cuvier 75005
アールヌーヴォーの鉄骨の建物にそびえる恐竜の復元

もしものときに駆け込むところ

つい先日、日本からパリに来ていた友人がスリにあってしまいました。
サントノレ近辺で買い物中、本人も気づかないうちに
財布だけなくなっていたそうです。
中身は現金が1万円とカード、免許証。
カードはすぐにとめ、被害届を出すため、警察に一緒に行きました。
場所はこちら
Commissariat de policeパリ1区警察署
49 place du Marche Saint-Honoré 75001
オペラの近く、日本語版の書類(被害内容を書く申告書のようなもの)があります。
警察も手なれたもので、言葉が通じなくてもなんとか書類を作成してくれます。
メトロの中で被害にあった場合だけは管轄が違い、
Chatelet駅内にあるそうなのでご注意ください。
今回は被害はそれほどでもなかったとはいえ、
やっぱりいやな気分が残ります。
スリは外国では残念ながら日常茶飯事。
財布はスリが狙いにくい場所に入れる、現金はなるべく持たない、
ブランドで固めた格好で歩かない、メトロなどではカバンを前に回す、
クレジットカードの緊急連絡先を控えておくなどの予防策をお忘れなく!

デコシェモアに大物あらわる!

雑貨ショップ「Déco Chez Moi」は、おしゃれなマレ地区にあるだけあって
ファッション関係者がたくさん来店します。
そして先日、ついにすごい大物が来てくれたのでした。
ジョン・ガリアーノ!
何日かの間を空けて、2回も来店してくれました。
前回はベルベットのクッションカバーをじっくり見つめて、
店の名刺を持って帰っていったのですが、
今回はお連れの方に、お店の看板商品の一つである、
ガラスの精巧なランプシェードを見せたくてやってきた模様。
家の廊下のところに飾りたいとか、手刺繍のスザニの生地をながめて
「C’est tres beau。。。(キレイだねえ)」と言っていました。
店でかかっていた音楽に合わせ鼻歌も歌って、気さくなお兄さんという雰囲気。
勇気を出して、写真を撮っていいか聞いてみました。
すると… 気軽にOK!

撮った写真を見て、目の下のクマがやだな〜。
連れの方は何いってるの大丈夫よなんて話しをしていて…
怖い外見のイメージとは裏腹に、とてもやさしそう。
どうもありがとうございました! また来てくださいね。

15区はおいしいものがいっぱい

近頃パリシェモアでは、パリ15区の物件がじょじょに増えてきました。
この界隈はフランス人に人気のある上品な住宅街。エッフェル塔をのぞけば
旅行客の姿を目にすることはなかったのですが、
近年はおいしいレストランやおしゃれなショップのオープンで活気づき、
短期滞在者も楽しめる町に変貌を遂げました。
オペラ地区へのアクセスの良さも魅力だし、治安面も安心で、
パリシェモアスタッフもイチオシの界隈なのです。
この15区にあるレストラン、これからも折に触れて取り上げていきますが、
まず最初に私がおすすめするのがバスク料理レストラン「Afaria」。
生ハムやエスプレット唐辛子、お菓子、南西部のフォアグラ、タパスなど、
おいしい名物が盛りだくさん。若いシェフが始めたまだ新しいお店ですが、
雑誌で「パリ一のバスク料理レストラン」に選ばれ、パリ中からグルメたちが
集まっています。おすすめはいろいろ味わえるMENU DEGUSTATION
ムニュ・デギュスタシオン55ユーロ。おなかをすかせて行きましょう。
2月に登場したコメルスを始め、3月中にも15区に新アパルトマンが登場予定。
抑えめ価格がうれしいポルトドベルサイユも引き続き取り扱い中です。
くわしくはサイトをご覧ください!
Afaria 
15rue Desnouettes 75015
日曜休 01 48 56 15 36


お店の外観写真はお店のフェイスブックページよりお借りしました©afaria

荷物預けもできる雑貨ショップ

今回紹介するのは、マレ地区にあるインテリア雑貨とアクセサリーの店
「Déco chez moi デコ シェモア」。
名前からもお分かりの通り、パリシェモアの系列店で、
昨年末にオープンした新しいお店です!
イカット織りの美しいファブリックや繊細な職人技が光るランプシェード、
新進デザイナーによるアクセサリーや、パリのお土産にぴったり、
ちょっぴりアートなデザイン小物なども扱っています。
お店の周辺は古い貴族の館やアンティーク街サンポール村があり、
散策にもぴったり。場所柄か客層はおしゃれな人々が多く、
なんとジョンガリアーノも来店してくれました。
マレ地区のアパルトマンから徒歩圏内、メトロもSaint Paulのすぐそばなので、
ぜひ気軽にご来店くださいね!
またデコシェモアでは、パリシェモア滞在者へのサービスとして、
営業時間内での荷物お預かりのサービスもしています。
くわしくはホームページでどうぞ。
DECO CHEZ MOI
5 rue Saint Paul 75004 最寄り駅Saint PaulまたはPont Marie
Tel : 01 48 04 70 60
営業時間 12-19h

色鮮やかなランプや布が目印です

インテリアにアクセントを加えるファブリック。
クッションカバーやテーブルランナー、ポーチなども扱っています。