パリブログ

両親を連れたパリの旅なら。。。

パリでホテルではなくアパルトマンを借りよう、という場合、
その理由はさまざまです。
外食が苦手で、部屋でゆっくり食事をしたい
長期間の滞在なので、自分の部屋感覚で過ごしたい
お子様連れの旅で、ホテルで窮屈な思いをしたくない…などなど。
中でも最近よくお問い合わせいただくのは
シニア世代の方やシニアのご両親と一緒にパリを訪れる方たち。
確かに、フランスの食事が口に合うだろうか? 
観光で疲れたときゆっくり部屋で休めるだろうか? など
いろいろな心配があると思うので、
アパルトマン滞在がぴったり、と心からおすすめできます♬
そんな旅行者にターゲットを絞ったガイドブックが、
「両親に見せたい とっておきのパリ案内」(六曜社)
本の中で、おすすめの滞在方法としてパリシェモアを紹介いただいています。
いわゆるガーリー、スイーツ♥なパリではなく、
オトナが楽しめるお店が沢山紹介されていて、写真もステキ。
ぜひ書店でご覧くださいね。

目にも楽しい「駄菓子屋ふうスイーツ」のお店

5区アパルトマン「カルチエラタン・ステュディオ」「カルティエラタン2」
などに行くのによく乗るバス47番。サンミッシェルやシャトレを通って、
東駅まで行く便利な路線です。
そのバスの車窓から見えて、いつも気になっていたお店がありました。
かわいらしい白い外観に、
ガラス越しに見える色とりどりのお菓子のケース。
ついにバスを2停留所手前で降りて、お店に入ってみました。
お店の名はLe bonbon au Palais ル ボンボン オ パレ。
お菓子といってもケーキではなく、キャンディ類を量売りしています。
店内はフランスの小学校をイメージしているのだそう。
大きなお店ではありませんが、雑誌にもとりあげられる
有名店だったようで、日本のガイドブックも置いてあります。
フランス人が「懐かしい」と口をそろえる昔ながらのキャンディ
(パッケージがかわいい)や、地方の特産品の珍しいスイーツ、
アラン・デュカスが絶賛したというマシュマロもあり、
楽しいお土産が見つかります♬
Le bonbon au Palais
19 rue Monge 75005
日、月曜休

パリで一番のクスクスレストラン

もともとはモロッコなど北アフリカの料理ですが、
移民の流入とともにフランスの食卓に広まり、
すっかり国民食となったクスクス。
街中至るところにクスクスレストランがありますが、
ここだ! というおいしいお店にはなかなか出合えません。
10区北マレ レピュブリックのすぐそばにある「Le Zerda Café」は
パリで一番おいしいクスクスが食べられる、と評判のお店。
外観は少し怪しい雰囲気ですが、ミシュラン2012にも紹介されている名店。
スープの味が抜群で、煮込んだ野菜の味と、上にかけるスパイスがきいた
レーズンやひよこ豆も絶妙のコンビネーション!
クスクスに合うアルジェリアワインでほろ酔いのあとは、
食事の締めの甘く香り高いミントティー。
お腹いっぱい食べて、飲んでも一人30ユーロ程度でお手軽です。
ぜひぜひパリの思い出の一つに加えてくださいね。
15 rue René Boulanger 75010 Paris
tel 01 42 00 25 15
日曜と月、土曜のランチ休

クスクス 仔羊肉の串焼き添え 17.5ユーロでボリュームたっぷり

パリの専門店

デパートや大型店舗におされて、小売店や専門店が街から
少しずつ消えていくという現象は、日本もフランスも同じ。
それでもパリの場合、「これを買うならこの店」と人々に長く愛されて、
老舗の風格を保っている専門店がまだまだ残っています。
カルティエラタンにある「Au vieux campeur」は、
スポーツ用品、アウトドアの専門店。
創業は1941年と業界では老舗です。
このお店のユニークな点は、
「ダイビング」「ウィンタースポーツ」「ハイキング」などのカテゴリー別に
1軒1軒お店があり、5区のRUE DES ECOLES周辺に
なんと30軒近くのお店があること。
この近辺を歩いて、看板に見覚えのある方もいると思います。
専門店だけに品揃えも抜群で、特にスポーツ愛好家でなくても
何か探しものがあればこの店へ、というほど。
耐久性の高いバックパックや地図もあるので、
旅行者の方も見て楽しいお店です。ぜひ近くの方は足を運んでみてくださいね。
Au vieux campeur
48 rue des Ecoles 75005 を中心に徒歩5分圏内に29軒のブティック

日本の居酒屋がパリにできた!

サンミッシェルのレストラン街を一本入った
静かな通りにある和食店「れんげ」。
日本のおしゃれな居酒屋がパリに誕生した! と話題のお店です。
軒先の緑が見えて、京都に来たような落ち着いた雰囲気のお店。
唐揚げやお刺身、牛たたきや枝豆など、
定番の居酒屋メニューがそろっています。
しかも一品一品ていねいに作られていて、とてもおいしいのです。
コストパフォーマンスもよく、お酒の種類も豊富です。
日本食が恋しくなり、ちょっとつまみとお酒をと思ったときにおすすめ。
このほっこりとした雰囲気は、パリジャンにも大人気。要予約です。
近くのアパルトマン
5区ノートルダム5区カルチエラタン25区カルチエラタンステュディオ5区ソルボンヌ

マルシェ・アンファンルージュのフレンチ

3区北マレ リュ ドブルターニュ3区リュ シャルロにほど近い
屋内型マルシェ・アンファンルージュ。
アフリカ、イタリアン、和食などたくさんのレストランが出店していて、
休日のランチなどにぴったりです。
今回紹介するのはフレンチの「l’estaminet レスタミネ」。
おいしいという評判を聞いていましたが、ついいつも隣のモロッコ料理店のタジン、
クスクスに惹かれてなかなか行く機会がなく、今回やっと食べることができました。
南フランスにいるような素敵なテラスのお店です。
前菜のズッキーニのスープは、蜂蜜ムースの甘味とチーズの塩味が不思議な調和。
さっぱりと絶妙、新鮮なおいしさです。
ポークはキャラメル味で甘さ加減も抜群。
全体に甘辛がうまく調和されて、味のセンスの良さに感心しました。
メニューは13、5〜18ユーロ。店員さんもとても感じよく、おすすめの店です。
L’estaminet des enfants rouges
39 rue de Bretagne 75003
営業時間  9-20時 日曜のみ9-15時 月曜休

パリプラージュ、今年も

セーヌ川岸をビーチに見立てたパリプラージュ。
革命記念日のパレードやツールドフランスとともに、
すっかりパリの夏の風物詩となりました。
川岸に広い範囲で砂をひいてパラソルとデッキチェアを並べて、
コンサート、スポーツイベントなどいろいろな催しもあります。
21日はパリプラージュのオープニング。
川のすぐそばのパリ市役所前で野外コンサートをしていました。
大音量でテクノミュージックがかかっていて、
市役所前でこんなことしちゃっていいのお…と驚くばかりですが、
すっかりバカンス気分のパリジャンたちがはじけていました。
パリプラージュの詳細はこちらから
http://parisplages.paris.fr/fr

盛り上がるゲイプライド

本日30日はゲイプライドの日。
モンパルナスをスタートしてリュクサンブール公園、
サンミッシェルなどを通過して最後はバスティーユ広場まで
ゆっくりと進むパレードが行われました。
今年はリベラルなオランド新大統領が就任して、
ついにフランスも同性結婚解禁だ!と例年にない盛り上がり。
ドライバーにとっては市内の交通規制で大変だったと思いますが、
参加者のおにいさん、おねえさんたちが思い切りド派手な扮装で集まる
このイベント、巨大な仮装パーティのようで見ていると楽しいのです。
レインボーカラーはゲイの誇りの国旗。
バスティーユ広場でひとしきり踊ったあとは、
おにいさんたちは派手なメイクのまま夜のマレ地区に繰り出すのでした。

アメリの八百屋さん

モンマルトルのアパルトマン「ユトリロ」近くの小径を歩いていて、
ふと見つけたこのお店。
そう、分かる人には分かるかも?
店の外観というよりも、看板と店頭に飾ってある
ポスターや切り抜きでピンとくる方もいるかもしれません。
そうここは、映画「アメリ」に登場していたお店。
アメリがいたずらを仕掛ける、
店主のおじさんコリニョンがいた八百屋さんです。
映画とは店構えがだいぶ違って、実際はアリさんという店主さんが
経営しているミニスーパーですが、昔の店主がコリニョンという名前だったそうで、
今でも上のほうにレトロな看板が残っています。
公開から10年近く経った今もお店を訪れる観光客が絶えないのだそうです。
アメリがはたらいていたカフェはガイドブックでもよく紹介されていますが、
この八百屋さんはあまり紹介されていないですね。
私にとっては、まだ渡仏して間もない頃で、
フランス語の勉強のためにと繰り返し観た、思い出の映画でもあります。
もう一回観直してみようかな?
Maison Collignon (アメリの八百屋さん)
53 rue des trois Frères 75018

近くのアパルトマン
18区ユトリロ
18区ジュルジョフラン

手動のメリーゴーランド

先日マルモッタン美術館に行ったとき。
メトロLa Muette駅から美術館へ向かう途中に通った
ラネラグ公園で、なんともレトロなメリーゴーランドを発見。
どことなく味わいのある顔立ちの小型の木馬ばかり。
おじいちゃんたちが一生懸命写メを撮っているのもほほえましい光景です。
子どもたちを乗せたら、ゆっくりと回転スタート。
写真ではわかりずらいのですが、おじさんがぐるぐるレバーを回しています。
小さな公園ですが、優雅な雰囲気の家族連れが多くのんびりムード。
美術館帰り、サンドイッチでも買って一息つくのにぴったりです。