パリブログ

ユトリロの足跡 モンマルトル美術館

久しぶりにモンマルトル界隈の散策。

今日の目的は丘のうえ、ブドウ畑の裏手にあるモンマルトル美術館です。

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ここはルノワール、デュフィ、シュザンヌ・ヴァラドン、ユトリロといった画家たちが

アトリエ兼住居として過ごした場所を美術館にしたもの。

ロートレックなどモンマルトルゆかりのアーティストの絵やポスターが常設展示されているほか、

ヴァラドンとユトリロのアトリエが再現されています。

ルノワールが「ぶらんこ」を描いた庭もあり、ぶどう畑を見下ろす眺めも絶景で、

美術館としてだけではなく、散策が楽しめる場所です。

 

3月19日まで行われているのが「ユトリロ、ヴァラドン、ユッテール」の展覧会。

 

ユトリロのお母さんがシュザンヌ・ヴァラドン。絵のモデルとして出発、やがて画家として認められます。

ユッテールはユトリロの友人の画家で、ある日酒に酔ったユトリロを家に送り届けたとき

その母ヴァラドンと出会います。

2人は21歳の年の差を乗り越え恋人同士になり、このアトリエで奇妙な共同生活が始まりました。

自由な女性ヴァラドンとアル中のユトリロ、若い恋人という個性的な3人は「地獄の3人組」などとも

揶揄され、やがてユッテールが出て行って終焉を迎えることになるのですが、

共同生活の時代は互いに感化されたのか、3人とも多くの作品を生み出しました。

 

ユトリロはパリ、特にモンマルトルの風景が有名ですが、

モデルとなったこのモンマルトルで本物の絵に出合うのはとても感慨深いものがあります。

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Musée de Montmartre  Jardin Renoir

12, rue Cortot 75018

10-18h(冬期)/ 10-19h(夏期)定休日なし

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