パリブログ  月別アーカイブ: 2010年 10月

ムフタールそばの小さなレストラン

石畳の静かな小径・トゥヌフォール通りに新しくできた「Le Resto」。
フランス人女性2人が経営する小さなレストランですが、
写真のように、トイレにアンティークの鏡がおしゃれに飾られていたり、
女性ならではの繊細さとセンスを感じるすてきな雰囲気のお店。
前菜+メインまたはメイン+デザートの2品コースで20ユーロ、3品なら28ユーロ。
食いしん坊の心を捉える魅力的なメニューがそろっていて目移りしますが、
グリーンアスパラガスとパルメザンチーズのパイ、すずきとピュレ、
デザートにはフォンダンショコラ&バターキャラメルアイスをチョイス。
味も繊細で量もちょうど良く、すべておいしくお腹におさまりました。
場所は5区ムフタールトゥルヌフォールのすぐそば。
レストラン激戦区の界隈ですが、味、値段、雰囲気ともにおすすめのお店です。
Le Resto ル レスト
8 rue Tournefort 75005 Paris  土、日曜休 
tel. 01 43 37 10 66

枯葉舞う季節です

リュクサンブール(5区)やモンスーリ(14区)に
代表される広い公園や、シャンゼリゼのような長い長い並木道。
緑が多くて美しいパリだけれど、落葉の時期には
石畳が枯葉で埋め尽くされるほど。
そこで登場するのが、必殺・枯葉掃除人。
ふつうに掃く掃除人ももちろんいるし、
写真のような水撒きの車もある。
道を洗っているのか、それとも水圧で
枯葉を飛ばしているのかな?
シャンソンでも「枯葉 Les feuilles mortes」という歌があって
ジュリエット・グレコが歌って有名になりました。

[枯葉]        歌詞 ジャック・プレヴェール
忘れないでほしい
ぼくらが愛し合って幸せだった日々
太陽が今より光り輝いていた日々
僕は忘れていない
かき集められる枯葉
思い出や悔いとともに
北風に運ばれていく
つめたい忘却の夜に
僕は忘れていない
きみが歌ってくれた歌
英語詞では少し内容がちがうようですが、
詩人ジャック・プレヴェールによるうつくしい詞は、
パリの秋のアンニュイな雰囲気に似合います。