パリブログ  月別アーカイブ: 2010年 8月

パリのアメリカン

12世紀創立のソルボンヌ大学をはじめ、名門校が多く集まるカルティエラタン。
むかしは学問といえばラテン語で学ぶものだったから、
カルティエ(地区)ラタンと呼ばれているのだそう。
この雰囲気を東京でたとえるなら、御茶ノ水あたり ? 
書店や名画座も多くて、活気があるけどどこか上品で知的な界隈です。
そんなカルティエラタンで、いつも行列を作っているお店「Breakfast in America」。
名前の通り、お店の雰囲気もメニューもとっても「アメリカン」。
50年代ふうの大きなラジオやポスター、ネオンで飾られたにぎやかな店内、
メニューは本格的なバーガーやNY風レアチーズケーキ、
アメリカンコーヒーと、どれもフランスでは珍しいものばかり。
名物はパンケーキ。ふわふわやわらかくて大きなパンケーキに
たっぷりバターとはちみつをかけて一口、幸せな瞬間です。
たっぷり食べても15€程度という良心的な価格、朝8時半から夜23時までノンストップ、
日曜日のブランチ(15.95€)もあり、ととても便利なお店。
お昼時はとくに混雑するので、早めに行きましょう。
このお店に近いアパルトマン : カルチエラタンカルチエラタンスデュディオ
Breakfast in America
17, rue des Ecoles 75005 Paris
メトロ Cardinal Lemoine または Jussieu
Tel: 01 43 54 50 28

すべての人にバカンスを!

パリの夏の風物詩として
今や日本のニュースにもとり上げられるパリ プラージュ。
ルーブル美術館からシュリーモルラン橋にかけてのセーヌ川沿いとヴィレット地区に
その量2500トンという砂を運びこみ、ビーチパラソルとデッキチェアを並べて
人工海岸にしてしまう! という大規模なイベントです。
夏休み中、経済的な事情で海や山へ行けない人たちのために、と
2002年にスタートしたパリプラージュ。
さすが連帯意識が根づいたフランス、それでいてマジメ一方ではなく、
物事を大胆に楽しんでしまうアプローチにも感心します。
8月20日までの期間中はコンサートやダンス教室などいろいろな催しがあるし、
夕涼みにのんびりと散歩するだけでも楽しいので、
パリにいる人はぜひ足を運んでくださいね。