パリブログ カテゴリー別アーカイブ: グルメなパリ

ムフタールそばの小さなレストラン

石畳の静かな小径・トゥヌフォール通りに新しくできた「Le Resto」。
フランス人女性2人が経営する小さなレストランですが、
写真のように、トイレにアンティークの鏡がおしゃれに飾られていたり、
女性ならではの繊細さとセンスを感じるすてきな雰囲気のお店。
前菜+メインまたはメイン+デザートの2品コースで20ユーロ、3品なら28ユーロ。
食いしん坊の心を捉える魅力的なメニューがそろっていて目移りしますが、
グリーンアスパラガスとパルメザンチーズのパイ、すずきとピュレ、
デザートにはフォンダンショコラ&バターキャラメルアイスをチョイス。
味も繊細で量もちょうど良く、すべておいしくお腹におさまりました。
場所は5区ムフタールトゥルヌフォールのすぐそば。
レストラン激戦区の界隈ですが、味、値段、雰囲気ともにおすすめのお店です。
Le Resto ル レスト
8 rue Tournefort 75005 Paris  土、日曜休 
tel. 01 43 37 10 66

BOBO御用達。バスティーユのおすすめレストラン

11区バスチーユ近くのマルシェアリーグル周辺には、
安くておいしいレストランや気さくで感じのいいバーがたくさん。
中でも、前々からあちらこちらでいい評判を聞いていた
レストラン「Rino」に行って来ました。
38ユーロのコースメニュー(昼は18または22ユーロ)は、緑豆の冷スープ、
鴨肉グリルなど。サービスもすばやく、イタリアンのタッチで、野菜、緑が多く
食材を生かした料理。魚も半レアな調理が美味です。量も日本人にはちょうどよくて、
その日はそんなにお腹も空いてなかったけれど、全部きれいにいただき、
久しぶりに、あーおいしかったー! と大満足の食事でした。
店内はシンプルで無駄なものがなく、おしゃれな感じ。
場所柄か少しBOBOボボ(ボヘミア的なブルジョワ階級)な雰囲気があり、
知人のフランス人に言わせると「ここはBOBOのスノッブを感じるからいや」だとか。
フランス人はやっぱりややこしい… 。何はともあれ、おすすめのレストランです。
近くにあるアパルトマン
11区バスチーユ
11区マレ/バスチーユ

Rino
46, rue Trousseau 75011
Tél. 01.48.06.95.85 日・月休み

パリのアメリカン

12世紀創立のソルボンヌ大学をはじめ、名門校が多く集まるカルティエラタン。
むかしは学問といえばラテン語で学ぶものだったから、
カルティエ(地区)ラタンと呼ばれているのだそう。
この雰囲気を東京でたとえるなら、御茶ノ水あたり ? 
書店や名画座も多くて、活気があるけどどこか上品で知的な界隈です。
そんなカルティエラタンで、いつも行列を作っているお店「Breakfast in America」。
名前の通り、お店の雰囲気もメニューもとっても「アメリカン」。
50年代ふうの大きなラジオやポスター、ネオンで飾られたにぎやかな店内、
メニューは本格的なバーガーやNY風レアチーズケーキ、
アメリカンコーヒーと、どれもフランスでは珍しいものばかり。
名物はパンケーキ。ふわふわやわらかくて大きなパンケーキに
たっぷりバターとはちみつをかけて一口、幸せな瞬間です。
たっぷり食べても15€程度という良心的な価格、朝8時半から夜23時までノンストップ、
日曜日のブランチ(15.95€)もあり、ととても便利なお店。
お昼時はとくに混雑するので、早めに行きましょう。
このお店に近いアパルトマン : カルチエラタンカルチエラタンスデュディオ
Breakfast in America
17, rue des Ecoles 75005 Paris
メトロ Cardinal Lemoine または Jussieu
Tel: 01 43 54 50 28

手抜きのない、繊細なフレンチレストラン

ムフタール通りを1本入った静かな通りにある
レストラン「Lilane」が開店したのは2年くらい前のこと。
以前にも同じ場所にちがうレストランがあったけれど、目立たない場所のせいか
すぐに閉店。だから今度も、大丈夫かなこのお店、なんて心の奥で思っていたら、
最初の半年くらいは客もまばらだったこのお店は、今や大にぎわい。
しかもこの界隈に多い外国人観光客ではなくて、
味にうるさそうなフランス人たちが常連のようで、
これはきっとおいしいに違いない! と確信してさっそく予約。
以来、私のお気に入りのレストランになりました。
ランチは2品コースが16ユーロ、3品20ユーロ、夜でも2品25ユーロ、3品30ユーロと
リーズナブルながら、手抜きのない、繊細なフレンチが味わえます。
「ズッキーニとバジルの冷たいポタージュ」「ホロホロ鳥のロースト アーティチョーク添え」
など、季節に合わせて供されるメニューはどれもおいしく、
こんな値段でいいのかしらと心配になるほど。
デザートのフォンダンショコラも絶品です。
近くのアパルトマン
5区ムフタール
5区トゥルヌフォール
5区リュクセンブルグ
5区カルチエラタン
5区カルチエラタンステュディオ
Lilane
8 rue Gracieuse 75005 Paris
Tél. 01.45.87.90.68
土曜ランチと日、月休

北マレのおいしいマルシェ 

北マレ ルードゥブルターニュのすぐ近くにあるマルシェ・アンファンルージュは、
パリで一番古いと言われる屋内マルシェ。
BIOの新鮮な八百屋さんやお総菜店にまじって、イートインで食べられる
おいしいレストランがそろっているのが特徴です。
旅行中に日本の味が恋しくなった人は、
唐揚げやおろしハンバーグなどの家庭料理が食べられる和食店シェタエコへ。
モロッコ料理店やアフリカ料理店で、めずらしくも美味な料理にチャレンジするもよし。
イタリアンやクレープのお店もあって、何度来ても楽しい!
マルシェの活気を十分に味わいながら、買い物も、食事も楽しめるおすすめのスポットです。
39 rue de Bretagne 75003
火〜木曜9−14時、16−20時
金、土曜9−20時、日曜9−14時
メトロFilles du Calvaire またはSt-Sébastien Froissart

新しいパリを感じるレストラン

1年半前にオープンしたレストランホテルMAMA Shelter。
クラブメッドの創設者のセルジュ・トリガノが、
クラブメッドを売って作った店というので評判になっている。
20区という場所がら、なかなか行く機会がなかったのだけど、
ようやく先日ディナーへ。シェフはマドレーヌの元3つ星レストラン
「ルカ・カルトン」、現「サンドランス」のアラン・サンドランス。
彼は「もっと大衆的な料理を作りたい」と、初めて3つ星を返したシェフとしても有名。
ホテルのレセプションを通って左に入ると、広いオープンスペースのレストラン。
手前の赤いナプキンがかけれらた大きなテーブルはピザレストラン、
その奥は普通のレストランとなっている。
週末には予約がはいりにくいほどで期待していたが、
感動とはいかないまでも、なかなかの味だった。値段は一人30-50ユーロぐらい。
ちょっとコストのレストランを感じさせるモダンな店は、”新しいパリ”を感じるのにいい。
MAMA Shelter
109, RUE DE BAGNOLET 75020 PARIS
Tel. 01 43 48 45 45

マレでビストロごはん

今日は日本から来た友人とディナー。
フランスらしいものを食べてほしいから、
マレ地区にあるCafé des Musées カフェ デ ミュゼ へ。
ピカソ美術館やカルナヴァレ博物館、ル マレマレ2 サンクロワなどの
アパルトマンの近くにあるこの店、店名はカフェだけどしっかり食事ができる。
典型的なビストロ料理、アールデコの内装もいい雰囲気。
白いシャツと長エプロンできびきびとはたらくギャルソンも、いかにもパリらしい。
隣席の若いフランス人カップルがかぶりついている巨大な
アントルコットのステーキを横目に、私はパルマンティエ(20ユーロ)を注文。
パルマンティエとはひき肉にじゃがいものピュレをのせて焼いたもので、
ふつうは牛肉だけど、ここのはめずらしいホロホロ鳥(Pintade)。
うまみの強い鶏肉のような味で、ピュレもとろりとやわらかく絶品! 
ただしこの一皿で満腹してしまい、デザートは断念…。
友人が食べていた本日の一品は白身魚もおいしそう。
フランスの食事は胃にもたれて、という人は、
こういうふうに魚を選ぶのがおすすめ。
どの料理もボリュームたっぷり、食材の良さで直球勝負という姿勢がいい。
日曜日も開いているので、美術館やショッピングの帰りにも重宝するお店です。
Café des Musées
49, rue de Turenne 3区 Tel.01 42 72 96 17 毎日営業

モントルゴイユで評判のレストラン


モントルゴイユ・エティエンヌマルセル界隈にはおいしいお店が多くて、
目うつりして困ってしまう。先日も、南仏からやってきた友人と近所でランチ。
若いシェフの創意あふれる料理がウワサになっているという
昨年開店したばかりのレストラン「FRENCHIE」へ行ってみた。
ランチは2品のコースとワインを頼んで25ユーロ、夜なら35ユーロくらい。
前菜に出たベトラブ(ビート)のスープ仕立てなど、
アイディアあふれる料理は、確かに評判になるのも納得のおいしさ。
美しい盛りつけもシェフのセンスを感じるし、
他のメニューもいかにもおいしそう。 
ジュールbisモントルゴイユのアパートからもすぐそば。
ひっそりと小さな通りにあるのに、お昼時の店内は
耳の早いパリジャンたちでほぼ満席。
気取らないけど、レンガづくりでいかにもパリらしいインテリアがいい雰囲気。
最近はこのお店のように、ふつうの食堂よりは凝った料理が出て、
それでいて気取らず、値段も手頃なお店を「ネオビストロ」なんて言うらしい。
いずれにせよ、気軽に通えるお店が増えるのは食いしん坊にとってうれしいかぎりです。
FRENCHIE  5, rue du Nil 2区. Tél. : 01 40 39 96 19 日曜、月、火曜の昼休